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海洋

​BBNJ協定

Draft agreement under the United Nations Convention on the Law of the Sea on the conservation and sustainable use of marine biological diversity of areas beyond national jurisdiction

​【BBNJ協定に関するイベント情報】​

◆​2023年7月29日(土) 東北大学国際法政策センター主催

「BBNJ協定の下での海洋遺伝資源のアクセスと利益配分」

開催日時:2023年7月29日(土)13時00分~15時00分 (予定)

開催形態:ハイブリッド(対面およびオンライン配信)

場  所:東北大学片平キャンパス エクステンション教育研究棟301

参加申し込み(無料、要事前予約

 ▸下記のURLからお申し込みください。

  https://forms.gle/a66kQERTamY8TyKv7

 

BBNJ協定セミナー(7月29日)申し込みページURL.jpg

 ▸QRコードはこちら

【BBNJ協定とは】

​2023年6月19日(現地時間)、国連ではわゆる「BBNJ協定」が採択されました。この協定は、1982年に採択された「海の憲法」たる国連海洋法条約(UNCLOS)を補完するものです。このために、この協定の正式名称は「国家管轄権外区域の生物多様性の保全と持続可能な利用に関する国連海洋法条約の下での協定」とされています。

この協定がBBNJ協定と呼ばれるのは「国家管轄権外区域の生物多様性」という用語が、英語ではBBNJと省略されて用いられていることによります。("marine Biological diversity of areas Beyond National Jurisdiction"の大文字部分をつなげるとBBNJとなります。)ここでの「国家管轄権外区域」とは、国際法上の公海と深海底を指します。

UNCLOS採択後の約40年間の社会と環境の様々な変化を対応するために、また将来の海洋のあるべき姿を見据えて、BBNJ協定には海洋法や国際環境法にとって大きな転換をもたらすような画期的な要素が数多く含まれています。

こうした特徴ゆえに、BBNJ協定は、国際法学の理論的な検討のみならず、この条約が海洋における人間のさまざまな活動にどのような変化をもたらすのか、それに対していかなる政策的な対応が必要なのかといった観点からの検討も重要になります。BBNJ協定が影響を及ぼす具体的な問題領域には、例えば漁業や鉱物資源開発、航行、海洋生物のサンプル採取が挙げられます。

東北大学国際法政策センターでは、BBNJ協定のこうした学術的意義・社会的意義に注目し、その法政策的な課題を継続的に検討し、成果を発信してまいります。

​【News】

・2023/6/20   国連でBBNJ協定が採択されました。

​・2023/6/19   国連でBBNJ協定に関する政府間会合が行われ、同協定が正式に採

​        択される見込みです。

​・2023/3     国連でBBNJ協定案の合意が成立したことについて、各メディアが
       報道しています。

       ▸BBC:https://www.bbc.com/news/science-environment-64815782

       ▸CNN:https://www.cnn.co.jp/world/35200892.html

       ▸ロイター通信https://jp.reuters.com/article/global-environment-oceans-idJPKBN2V8062

       ▸読売新聞:https://www.yomiuri.co.jp/science/20230306-OYT1T50228/

​       ▸産経新聞:https://www.sankei.com/article/20230305-6EAFSX4CBNK73ELHWJN6NRJFCI/

CILPはBBNJ新協定を含む国際社会で現実に生じている様々な問題について、リンク集を作成しています。

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